ルナ先生日記

浜松市中区佐藤にあるルナ動物病院 院長のブログです。 動物病院の先生は日頃こんなこと・あんなことを感じています。 ぜひおたのしみください。

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『動物にやさしく、人にやさしい、あたたかな病院』をモットーに、スタッフ一同努力してます。
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鼻が乾くと病気ですか?

カテゴリー │Q&A


2ヶ月近く、お休みしてしまいました。
こまめにチェックしていただいた方々には、大変申し訳ありませんでした。
日本では、秋だというになんと夏日を記録…
タイでは、大雨で国土の3分の1が冠水…
全世界で異常気象が続き、私も惰眠をむさぼってばかりいられません。
それでは、眠い秋ですが(鼻炎の薬を飲んでいるのも原因なんだろうと、かってに良い様に解釈しています。)年末に向かって張り切ってまいりましょう。

Q:『鼻が乾くと病気』ってホントでしょうか?

A:病気のこともありますが、眼以外の病気ならたいてい全身症状を伴います。
眼と鼻の乾きとの意外な関係って…






鉛中毒

カテゴリー │Q&A

Q:唐突ながら失礼します。
少々質問させて下さい。
猫が釣り用の小さなオモリを飲み込んでしまいました。
概要ですが、割ビシと呼ばれる小型のオモリです。
0,20gの小さな円型のおそらく鉛じゃないかと思われます。
今のところ何も変化がないのですが
放置しておいても糞として排出されますか?
それと経過を見るにはどのくらいの期間を見ておけばいいでしょう?
申し訳ありませんが、お返事よろしくお願い致します。
それでは失礼します。


A:鉛は工業用だけでなく、釣りの錘、塗料、カーテン錘などで使用されています。
ペットのすむ環境中にあまり使用されていないため、ペットが鉛中毒になることは少ないのですが、散弾銃などで散らばった鉛の玉を水草とともに採食してしまう水鳥の被害や、散弾銃で死亡したエゾジカの肉を鉛ごと採食するオオワシの鉛中毒が社会問題となっています。






『たまねぎ中毒』について教えてください。

カテゴリー │Q&A

Q:「たまねぎ中毒」について教えて頂きたいのですがワンちゃん達にたまねぎをあげるとワンちゃん達の体の中でどの内臓でどういう拒否反応を起こして何がどうなるのでしょうか?教えて頂きたいのですがお願いします。

A:お問い合わせありがとうございます。
動物に食べさせてはいけない食物の代表として、タマネギとチョコレートは有名なので皆さんご存知だと思います。本日はタマネギ中毒についてお話しましょう。

チョレート中毒についても、携帯ホームページの『誤飲・誤食』
http://www.just.st/index.php?tn=index&in=304614&pan=390&sk=
のコーナーにも書いてあるのでごらんくださいね。





夜間救急の対応はありますか?

カテゴリー │Q&A

2012年8月1日
ついに、

静岡県西部夜間救急動物病院
http://lunahp.hamazo.tv/e3696500.html
が開院しました。

感無量!!

HPはコチラ!!
http://park.geocities.jp/west_shizuoka_yakan99ah/index.html

Q:夜間救急の対応はありますか?先日ペット用のガムを喉に詰まらせてしまい、かかりつけの病院に連絡しましたが先生がお留守という事でした。幸い30分程して胃におちてくれたらしく大事には至りませんでしたが、とても怖い思いをしました。24時間対応のできる病院を探しています。
お問い合わせありがとうございます。
しかし当院は獣医師一人の病院なので、24時間対応することは不可能です。
若かりし頃は行なっていたのですが、
昼も夜中も対応することが体力的に無理になりました。
不安な思いをさせ、ご迷惑おかけしホント申し訳ございません。

先週、徹夜で看護しなくてはいけないワンちゃんがいました。
睡眠は飛び飛びながら2時間程度とることができたので、
少なくともミスなく翌日も仕事ができました。
残念ながらそのワンちゃんは死亡してしまい、肉体的疲労と精神疲労は先週いっぱい持続していました。




ネコちゃんの飼い方は?

カテゴリー │Q&A

Q:ネコちゃんをはじめて飼います。飼い方について、いろいろ教えてください。

ネコちゃんはワンちゃんに比べ、縄張り意識が強く・単独行動を好みます。一人だけ飼う場合はトイレや餌のあげ方などそれほど問題になりませんが、血縁関係のないネコちゃんを多頭飼いするにはテクニックがいります。
多頭飼育の方法は、別の機会にご説明しましょう。

 一般的にワンちゃんはヒトの顔色を理解しご機嫌をとり、反対にネコちゃんは、ヒトがネコちゃんのご機嫌をとります。昔からあやしい魅力をかもしだす、べっぴんさんの女性を子ネコちゃんにたとえますが、ネコちゃんはその勝手さがたまらない魅力となります。動物好きのなかでも『ネコ派』『イヌ派』に分かれるところです。100人いれば100通りの性格があり、ワンちゃんのようなネコちゃん、ネコちゃんのようなワンちゃんがいるので動物との生活はやめられないのでしょう。
※この記事は病院HP引越しのため、旧HPから一部転載しております。





動物のダイエットはどうすればいいのでしょうか?

カテゴリー │Q&A

Q:最近太ってきてしまいました。ダイエットはどうすればいいのでしょうか?
この患者様は子宮蓄膿症という病気になり、緊急手術により卵巣・子宮を摘出し一命を取り留めました。その後の経過は順調で、順調すぎて体重が増加してしまったようです。
私自身こんな体型なので『減量、減量』とうるさくありませんが、長生きのため、健康にとって必要なことですよね〜。
A:
 一般的に、避妊・去勢手術後は太ると言われます。手術前に私がいつも話すのが、太ってしまう前に食事制限をしていきましょう。なぜなら減量中の動物が受けるストレスより、飼い主様のほうが減量させることにストレスを感じてしまうからです。
 太ってしまう病気ももちろんあります。消費エネルギーの低下を示す病気で、甲状腺機能低下症という病気があります。活動性が低下し、食欲があまりないのに太ってきてしまうのなら要注意です。血液検査によって診断が可能な病気なので、ぜひご相談ください。
 また、異常な食欲によって太る場合があります。副腎皮質機能亢進症という病気です。この病気の場合、水の飲み方も異常に増えるのが普通です。この病気も血液検査で診断可能です。
 ちなみに『食べると太る』が道理なのに、『食べても痩せる』病気に、糖尿病・甲状腺機能亢進症があります。動物の糖尿病は近年かなり増加していますので、要注意ですね。糖尿病では、水の飲み方も多くなります。
次に実際のダイエット法についてお話しましょう。
※この記事は病院HP引越しのため、旧HPから一部転載しております。





病気の時、家庭でできる応急処置は?

カテゴリー │Q&A

Q:病気の時、家庭でできる応急処置はありますか?
A:
病気の種類によってことなりますが、できることはいっぱいあります。

①下痢の時 
まずは絶食です。単純な下痢の場合は、これだけでよくなることが多いものです。丸1日は絶食してください。子犬・子猫や小動物は絶食によって衰弱してしまう場合がありますので、食事を抜くのは1回だけにしましょう。
 その後、徐々に食事量を増加させ、4~5日でいつもの食事量にします。その場合補助的に人間の整腸剤である、ビオフェルミンやエビオス錠を与えると、治りが早くなります。
(この種の整腸剤ならば、人間の大人が飲む投薬量で与えてください。1日5~10錠くらい必要です。その他の薬を与える場合は獣医師にご相談下さい。)
※この記事は病院HP引越しのため、旧HPから一部転載しております。





血液検査は必要ですか?

カテゴリー │Q&A

Q:毎年フィラリアの予防前に血液検査をするのはどうしてですか?
他の獣医さんでは、車で配達してくれ、検査せず予防薬をくれるところや、インターネットでも通販しています。非常に便利なんですが・・・・。

A:
まずは、フィラリア予防薬の箱書きから。
『本剤は、要指示薬であり、獣医師の処方箋、指示により使用してください。本剤投与前に必ず血液検査を行い、犬糸状虫(フィラリア)がいないことを確認した後、投与すること。』
が明記されています。
※この記事は病院HP引越しのため、旧HPから一部転載しております。





なぜ動物病院によって料金が違うのでしょうか?

カテゴリー │Q&A

Q:なぜ動物病院によって料金が違うのでしょうか?
A:
獣医師会は、目安となる料金(各病院の平均値)は出しておりますが、法律によって一律料金にするように規制はできないため各病院で料金が異なるのです。
人間のお医者さんで保険外の治療(歯医者さんで経験された方は多いでしょう)、予防のための注射(インフルエンザ等)の接種料金が病院ごとで違うのと同じことです。インフルエンザの料金がA病院とB医院でかなり違うことでびっくりすることがありますね。人間のお医者さんも健康保健という便利な制度がなければ、こんなにも価格差がうまれ、料金設定にも苦労するのです。
獣医師の広告規制
http://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/zyui/pdf/guide_line.pdf
で、料金の広告やできる獣医療を広告することが禁じられています。
 広告を自由化することで価格競争がはじまり医療の質の低下を招かないよう、そして自分達の首を絞めていかないように規制をかけているのでしょう。しかし、税金面も社会保険制度も国家により何も保護されていない自由競争の獣医療で、このような規制をかけることは・・・いかがなのものでしょうか?
いつも悩んでしまいます。
 飼い主さんをあまりにも信じていない規制だと思えてなりません。
誇大広告や低料金に引かれて受診する・・・いまや、そんな時代ではないような気がします・・・・それよりも、料金を明示しできることや得意な技術を明記することで、情報量を増やすことが患者様が自分にあった病院を選ぶことになり、よりよい獣医療につながるのだと信じています。
だって自分が病院を選ぶ時そうしたいし、ホテル探しでもラ~メン屋さん探しでも、ささいな買い物をする時でもそう考えるのが普通だと思うんです。自分の大事な動物の命を任せる獣医さん選びでは、いっそう必要なことではないでしょうか。
※この記事は病院HP引越しのため、旧HPから一部転載しております。





ワンちゃんを、新しく飼い始める方へ

カテゴリー │Q&A

Q:この度はじめて犬を飼うにあたり、ルナさんでお世話になりたいと思いメールさせていただきました。県外のブリーダーさんから購入するのですが、今月末に空輸でこちらに来ます。1回目のワクチンを25日にすませ、29日にこちらにきます。2回目は9週目ということでまだ時間があるのですが、着いたら健康チェックさせたほうがいいのでしょうか?あと、登録などやらなければならないこと等あるのでしょうか。
私の回答は、以下のようです。
皆さんも参考にしていただけたらと思います。