ルナ先生日記

浜松市中区佐藤にあるルナ動物病院 院長のブログです。 動物病院の先生は日頃こんなこと・あんなことを感じています。 ぜひおたのしみください。

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『動物にやさしく、人にやさしい、あたたかな病院』をモットーに、スタッフ一同努力してます。
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どこか?痛い?

カテゴリー │骨・関節疾患

我が家の三男『サブロー』は、生後5カ月のころペットショップから引き取ったポメラニアンです。
ペットショップに来た生後2カ月のころ『目が見えないのではないか?』と診察依頼があり、その後も低血糖や消化器症状、皮膚炎などで治療していましたが、身も心も未発達で、とても売り物にならないという話があり我が家のアイドルになったのでした。
目が見えていても認知できない障害に始まり、てんかん発作、心臓奇形、免疫介在性多発性関節炎と発症し、現在は数種類の薬剤を内服しながらも現在6歳までがんばっています。
多発性関節炎は関節が溶ける病気なので、サブローちゃんの関節も変な具合に曲がっています。
でもサブローちゃんは、痛みがあまり理解できません。
それとも理解しているかもしれませんが、表現できません。
踏まれてもけられてもキャンともいわず、吠えるのはおなかが減った時だけ、
血液検査と関節の状態で薬の調節をしていますが、徐々に歩けなくなっています。
「動物がビッコ引いてる」と、よくある主訴です。
サブローちゃんのように、治療していても進行してしまう難しい病気もありますが、まずは検査・診断していきます。

でも、触ってもどこが痛いか?わからない・・・
これもよくあることです。
そんな場合、痛がっている肢の反対肢から触り、次に痛がっていると思う肢を触り比較してください。
サブローちゃん以外の動物は、骨折やヒビがあるなら絶対痛がります。
ぶつかって鳴いた、でも触っても痛がらない・・・なら様子を見てもいいかかも。
翌日も痛がるなら、打撲や捻挫以外も考えられるので病院を受診しましょう。
骨や関節病気もいろいろあります。
今は亡き昔のHPにも掲載してあります。
http://luna-hp.ftw.jp/u49127.html
是非ご覧ください。








チタンインプラント

カテゴリー │骨・関節疾患

チタンのインプラント実習がありました。
いままでのステンレスに比べ、遥かに使いやすいです。
価格は高くなりますが、良いですねぇ
これは骨盤骨折の模型、
実習ではこんなに上手くいきますが…




骨盤骨折

カテゴリー │骨・関節疾患


新年があけ、久しぶりの投稿です。
仕事はきっちりこなしていますが、まだブログの楽しさが復活していません。

本日は、交通事故で夜間救急に来院したワンちゃんの話です。




骨折にご注意ください!!

カテゴリー │骨・関節疾患


ワンちゃんの飼い始めにはいろいろ話をさせていただきます。
ワクチン接種、フィラリア予防、ノミ・ダニ予防、不妊手術、しつけの話などなど…
犬種で多い病気もご説明します。

それでは質問。
最近、私たち獣医師が経験する骨折手術の一番多い原因は何でしょうか?





椎間板ヘルニアと思ったら多発性関節炎?『あると思います!!』

カテゴリー │骨・関節疾患

今月になって椎間板疾患疑いのM.ダックスがやけに多いの、
なんでだろ~?
好発犬種とはいえ『なぜ、ダックスばっかり?』
なんでだろ~?
冷夏の影響か?地震の影響か?衆院選の影響か?巨人が勝っているためか?
なんでだ?なんでだろ~?

症状は、




昨夜は骨折手術でした

カテゴリー │骨・関節疾患

昨夜は久しぶりに骨折の手術がありました。
骨折などの特殊な手術はそれこそ技術力・経験です。
普通に暮らしていたら骨折などありえないので自然に症例は少なくなります。
当院では年間5本の指以内の経験値になってしまいます。

当院で手術を行うメリット・デメリットを説明し、
患者さんに専門病院で手術を行うか当院で行うか選択してもらっています。
自信のない手術も専門病院をご紹介しています。
当院でできる手術についても、専門病院をご紹介することは、
面倒なのですが必要なことだと考えます。
何万円もかける手術なのですから、選択のための情報は多いほうが良いに決まっています。
当院と何が違うのかといえば、
整形外科病院では、こうした整形の症例が集まってくるのですから経験・技術力は歴然だということです。

今回のワンちゃんは当院で手術を行うことになりました。
生後8ヶ月令のワンちゃんが、腕から飛び降り前腕骨折したのです。
最近はこのパターンの骨折ばかりなので、皆さん注意しましょう。
特にお子様のいるご家庭は要注意!!!!
家の娘も、抱っこしたくて仕方がなく、
意味もないのに抱っこしながら家の中を歩いています。
飼い始めのとき、お話しするのですが、どうしてもおきてしまうのは交通事故と同じです。
ささいな不注意が原因になるのです。
子犬の骨は折れやすいので、たとえ膝からの高さでも、腕や台などから落とさないように気をつけましょう。





双ちゃん、よかったね~

カテゴリー │骨・関節疾患

この猫ちゃんは、ノラちゃんなのですが保護され『双ちゃん』と命名されました。
事故でしょうか?右大腿骨の骨折です。
こんな足で痛いでしょうが、とってもいい子です。
1週間前から足をついて歩けない状態だったそうです。
保護した方は、手術を決断。
飼ってくれるそうです。
本当によかった~。




骨関節炎~あなたのわんちゃんはだいじょうぶですか?~

カテゴリー │骨・関節疾患

まずは、このレントゲン写真をご覧下さい。
クリックすると画像は拡大されます。

おかしなところわかりますか?






本日も感謝です

カテゴリー │骨・関節疾患

今日も無事に終了でき感謝です。

朝一番で来院された患者様は、昨日体を痛がるということで来院したダックスちゃんです。
昨日は椎間板ヘルニアの症状と診断し内科治療に入りました。
通常、椎間板の痛みだけの場合、麻痺がなければ予後は良好なはずでした。




骨折

カテゴリー │骨・関節疾患


昨夜、診察後に行った手術です。
前腕部は人も動物も2本の骨で構成されます。
上の骨をとう骨。
下の骨を尺骨。
今回のワンちゃんは、2本とも骨折してしまいました。
手術法は色々ありますが、このような骨折は外固定では治りません。
外固定とは、外側から添え木やギブスなどで固定する方法です。
外科手術による内固定でも、動物は安静ができないため破損して治らなかったり、
小型犬などでは固定が強固過ぎても、骨が萎縮して治らない場合があります。
内固定とは、金属のプレートで固定したり、金属の棒で固定したりする方法です。
今回は6ヶ月令の仔犬ちゃん。
手術は成功しましたが、これから安静すにするのが大変そうです。
お願いです。
ワンちゃん、お願いだから無茶しないでね。