ザンビアの主食は甘くないトウモロコシ(メイズ)です。
コレが収穫されたメイズの山。つるのような木で編んだ小屋の中に貯蔵し、乾燥させます。
乾季には、雨が全く降らないのでこのような簡易な貯蔵でもいいのです。
乾燥したメイズを実にほぐし、うすときねのようなもので粉にしていきます。
子供も大切な労働力なので、こんな小さな子もパウンディングのお手伝いをしています。
ニワトリは虎視眈々とおこぼれを狙っています。
粉にしたメイズは、鍋に入れたお湯でこねていきます。
沸騰したお湯に少しずつメイズの粉を加え、煮ながらこねる。
生煮えにならないように、十分な火力を使います。
玉にならないように、なめらかになるように、手を休めずひたすらこねる。
熱くて手を休めると、焦げてしまいます。
ひたすらこねる。
こねる。
なかなかの重労働です。
そうしてできたものは、粘り気のない、お餅の様な外観・食感になります。
この写真の右、コレが
シマと呼ばれる主食です。
この写真のシマは、旱魃で収穫できない時に
アメリカから援助されたトウモロコシでつくられたため色が黄色です。
アフリカで産出されたトウモロコシは白いので、
シマを見るとドネーション(援助)物資なのがすぐわかります。
ザンビア人いわく、この黄色のシマは味も悪いそうですが、
外国人にブランド米と一般米を区別させるようなもので、私にはわかりませんでした。
おかずは野菜の煮物、魚のフライなど様々ですが・・・・。
アップにしたひとはわかったでしょう?
これはインソアと呼ばれる羽蟻です。
このように、塩をまぶし炒めながら羽をフー・フー吹いて吹き飛ばします。
乾煎りですが、インソアから油がにじみだし揚げたようにカラッと仕上がります。
味はバターピーナッツの如し。
まずいものではありません。
けっこう油っこいので、塩味をきかせビールのあてにいいかも・・・。
しかし、食べ過ぎによる胸焼け注意です。
おかずの味付けの基本は、塩と油、
トマトがあるときはトマト煮込みのトマト味、食材の味が生きます。
コレは村での食事風景。
手を使って食べます。
アップにすればわかりますが、このシマは白いので地元ザンビア産、
おかずはハトの煮物と野菜でしょうか?
必ず各農家の庭先には高床式のハト小屋があります。
日本人のようなお客様が来た時の、精一杯のご馳走として餌付けしているのです。
油で揚げて煮込んであり、ナカナカの一品、日本人好みの味がします。
ちなみにカラスは食べないのか?と聞きましたが、まずいとみんなが答えました。
誰が食べたんでしょう?
ニワトリは卵をとるため、牛やヤギのミルクは日常的に使います。
しかし、肉を食べることはほとんどありません。
そのため、おかずは野菜か川魚のみです。
日本のように必要以上のカロリーを摂取しないので、私のような肥満はほとんどいません。
私も生活するだけで、
約20KG も自然とダイエットできました。
いかがでしょうか?
日本でダイエットに金を費やすのが馬鹿らしく、やりきれなくなりますね。
食わなきゃいいだけなんですから。
この他にも食べ物はいろいろありました。
続きは、後ほど。