ルナ先生日記

浜松市中区佐藤にあるルナ動物病院 院長のブログです。 動物病院の先生は日頃こんなこと・あんなことを感じています。 ぜひおたのしみください。

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動物の輸血は大変です。

カテゴリー │病気

動物の輸血は大変です。当院では、ワンちゃんボランティアの皆さまが善意で献血し、病気のワンちゃんを助けてくれています。
動物病院では人のような血液センターなどなく、各病院が輸血のために動物を飼育していたり、当院のようにボランティアに頼っているのが現状です。

血液型が合わないとか、ボランティアの皆さまに連絡が取れないとかですぐに輸血できない状況が多く、輸血すれば助かる命も輸血できないために失わなくてはいけないことがあるのです。
今回当院で、10日間で2回輸血しなくてはいけないワンちゃんがいました。
そのワンちゃんは、幸運にも血液型の合うワンちゃんボランティア2頭がすぐに助けてくれました。

これが非常に幸運なことだと、一番感動しているのは私です。
多くの患者さんは人の感覚で輸血を考えるため、抗がん剤の投薬よりも輸血のほうが困難だと理解できないでしょう。
実は抗がん剤の投薬や手術のほうが、輸血ボランティアの手配をするより何倍も楽なんです。

私自身が青年海外協力隊でアフリカ暮らしをしていたため、多くの皆さんがボランティアに興味あるんだと勘違いすることが多いのですが、当院の患者様にはいつもこころよく協力していただいております。
ボランティアの皆さま、ありがとうございます。
いつも感謝しています。

しかし高齢になると供血できないため、毎年若いワンちゃんをこちらからスカウトしないといけません。
新しい犬材を発掘するのが大変です。
麻酔をかけなくても採血できるような性格のいい15kg以上のワンちゃんでしかも若い・・・・
なかなか条件が難しいんです。
我と思わん方は、ぜひいかがでしょうか?
連絡お待ちいたします。

動物の輸血は大変です。動物の輸血は大変です。協力してくれた、元気ちゃん、風ちゃんありがとう。
輸血してくれたワンちゃんを何とか助けますね。
それが協力してくれた善意に報いることなので、
ない知恵を絞ってがんばります。



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この記事へのコメント
ごんさん
コメントありがとうございます。

ボランティアの方には感謝しています。
輸血は突然必要になるので、
そのたびに連絡し、
協力していただいています。

自宅でくつろいでいる時もあるでしょう。
やらなきゃいけないこともあるでしょう。
それでも、
他のワンちゃんを助けるために出動していただいているのです。

その心意気!!
ありがたいことです。

小型犬の飼い主さんでボランティアに興味がある方~
その他の方も~
当院では『ワンワンパトロール隊』も結成しています。
難しいことはありません。
帽子や腕章をつけて日頃のお散歩をするだけの簡単な活動です。
そうすることで、地域防犯になることは実証されています。
犬を飼っていなくても入隊できます。
おじいちゃん・おばあちゃんが、
子供たちの登下校に合わせてそれをつけ、
自宅前に出てくれるだけで、
子供の犯罪を防止できます。

いかがでしょうか?
Posted by ルナ動物病院ルナ動物病院 at 2010年09月20日 07:44
幸いに今まで飼っていた愛犬が元気だった為、輸血の事など

考えた事もありませんでした。

いろんなご苦労のおかげで,みんな安心しておせわになって

いるんですねぇ。

感謝です。
Posted by ごん at 2010年09月19日 19:08
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動物の輸血は大変です。
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