ルナ先生日記

浜松市中区佐藤にあるルナ動物病院 院長のブログです。 動物病院の先生は日頃こんなこと・あんなことを感じています。 ぜひおたのしみください。

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『犬と猫の行動学』から

カテゴリー │しつけ

『犬と猫の行動学』から予防シーズン真っ只中!!
皆様、狂犬病の予防は6月まです。
ノミやダニの外部寄生虫駆除はしていますか?
フィラリア予防は5月の末から開始すれば大丈夫でしょう。


動物病院は今が最盛期。
当院では午前中のワクチン接種を推奨しているため、午前中の診療は混雑しております。
ご迷惑おかけいたしますが、ご注意ください。


『犬と猫の行動学』からさて『本日のトピック』っていうほどのものではありませんが、
復習していることからの話題です。
当院は先生をお招きし、
しつけ教室を毎週土曜日に開催しております。
そのため、自分自身がしつけにたずさわることが少なくなりました。
しつけの考え方も10年前とがらりと変わっていることを先生に指摘され、
当院の患者様に配っているミニ本『飼い方方程式』の内容も更新いたしました。
私自身の考え方もリニューアルするためこの本を読みなおし、
あらためて『へ~』ってことがあったのでご報告します。

まずは・・・

第1章『動物行動学の基礎』から・・・
3万5千年前のネアンデルタール人の住居跡から犬の骨が発掘されているものの、
ミトコンドリアDNAの調査では、
犬の直接的な祖先は1万5千年以上前に東アジアに生息していたタイリクオオカミ。
そしてまだ解明できないなぞに、
オオカミを家畜化したのか、
ヒトと暮らし始めた時にはオオカミではなくすでにイヌになっていたのかということ。
私が考えるに、ヒトに従順なイヌのようなオオカミが生まれ、だんだん家畜化していったんだろうけどね~

そして恐るべしはヒトとイヌのコミュニケーション。
イヌはヒトの目線を追い、理解し、それに答えることができる。
皆様が実感できるのは、
投げたボールを持ってくるとき、あなたが横を向いていても目の前にボールを持ってきて落せる能力。
これはオオカミやチンパンジーも身につかない能力なんだって~
素晴らしいよね。
ワンちゃんがヒトと長い間ともに生き、進化してきた証。
ワンちゃんってすごいんだね~。


ネコちゃんの祖先はリビアヤマネコ。
ヒトとの関わり合いは、共存。
ヒトの集落にはネズミや害虫が多く、それを捕食するためにネコちゃんが住み着き、ヒトに対して寛容なネコちゃんがそのまま生き残って家畜となる・・・
だからネコちゃんは
『仕方がないから、あなたの家に住んであげるよ。』って態度なんだよね~



次回は第2章について・・・



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