2017年10月09日13:36
久々、病気についての投稿です。
首元が腫れていること、わかりますか?
これは「唾液腺嚢胞」と呼ばれる病気です。
何らかの原因(原因不明)で唾液腺が破裂すると、
唾液は刺激が強いため炎症反応で皮膚の下に唾液と漿液が溜まります。
ここに針を刺し血液混じりの粘液を吸引して、診断・治療を実施します。
吸引後ステロイドなど投薬すると一時的に腫れはおさまりますが、
破裂した唾液腺がふさがらない限り何度も腫れ、
たまりすぎると呼吸困難(私には経験がありませんが)になるそうです。
破裂した唾液腺を摘出すれば根治しますが、
唾液腺の破裂箇所がわからないため下顎腺・舌下腺(導管含む)を一括摘出します。
このワンちゃんの摘出手術も無事に終了。
抜糸後も再発せず、今のところ調子はよろしいようで・・・
再発しないことを祈りつつ、
感謝です。
このように唾液腺が口腔内の舌根部で腫れることもあり、
これが「舌下部粘液嚢胞」俗に言う「ガマ腫」です。
このワンちゃんのガマ腫は大きくありませんが、
口の中の袋を切開・開口させることで治癒します。
歯磨きによって口腔内を毎日チェックすれば、
早期発見につながりますね。
唾液腺嚢胞
カテゴリー │歯科・耳鼻咽喉科
首元が腫れていること、わかりますか?
これは「唾液腺嚢胞」と呼ばれる病気です。
唾液は刺激が強いため炎症反応で皮膚の下に唾液と漿液が溜まります。
ここに針を刺し血液混じりの粘液を吸引して、診断・治療を実施します。
破裂した唾液腺がふさがらない限り何度も腫れ、
たまりすぎると呼吸困難(私には経験がありませんが)になるそうです。
唾液腺の破裂箇所がわからないため下顎腺・舌下腺(導管含む)を一括摘出します。
このワンちゃんの摘出手術も無事に終了。
再発しないことを祈りつつ、
感謝です。
これが「舌下部粘液嚢胞」俗に言う「ガマ腫」です。
このワンちゃんのガマ腫は大きくありませんが、
歯磨きによって口腔内を毎日チェックすれば、
早期発見につながりますね。