ルナ先生日記

浜松市中区佐藤にあるルナ動物病院 院長のブログです。 動物病院の先生は日頃こんなこと・あんなことを感じています。 ぜひおたのしみください。

powerd by うなぎいもプロジェクト

『動物にやさしく、人にやさしい、あたたかな病院』をモットーに、スタッフ一同努力してます。
icon11病院スタッフブログはコチラicon11ルナ動物病院HPはコチラicon11

マラセチア性皮膚炎・外耳炎

カテゴリー │皮膚疾患

マラセチア性皮膚炎・外耳炎マラセチア性皮膚炎やマラセチア性外耳炎のマラセチアとは酵母菌で、一般的に健康な動物の皮膚にも存在します。
それが過剰増殖して皮膚炎の原因となります。
このワンちゃんはボランティアの方に保護された迷子犬ですが、毛が伸び放題、皮膚はボロボロです。




マラセチア性皮膚炎・外耳炎毛刈りするとウエスティでした。
この犬種は非常にアトピーの多い犬種で、皮膚炎が多発します。
このような場合、院内ですぐにできる検査として皮膚掻爬(寄生虫の検査)検査、スタンプ(感染症の検査)検査、真菌培養検査を行います。

マラセチア性皮膚炎・外耳炎耳・顔面・下腹部・四肢の炎症が強く、皮膚はゴワゴワ厚く、赤黒く変色し、脱毛しています。
検査でマラセチア(酵母菌)が検出されたので、診断はマラセチア性皮膚炎と外耳炎です。
アレルギーが基礎疾患となり発症する場合もありますが、まずは現症治療です
マラセチア性皮膚炎・外耳炎保護犬なので費用をかけない治療を選択、ボランティアさんに毎日シャンプーしていただきましたが、3週間後にすっかり皮膚炎は改善しました。
抗菌剤を投薬すれば相乗的に治癒しますが、シャンプー療法だけで皮膚炎が改善するよい例となりました。
シャンプー療法は大事ですね。



同じカテゴリー(皮膚疾患)の記事
外耳炎
外耳炎(2019-10-10 18:42)



上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
マラセチア性皮膚炎・外耳炎
    コメント(0)