ルナ先生日記

浜松市中区佐藤にあるルナ動物病院 院長のブログです。 動物病院の先生は日頃こんなこと・あんなことを感じています。 ぜひおたのしみください。

powerd by うなぎいもプロジェクト

『動物にやさしく、人にやさしい、あたたかな病院』をモットーに、スタッフ一同努力してます。
icon11病院スタッフブログはコチラicon11ルナ動物病院HPはコチラicon11

道端のウンチをみると情けない気持ちになってきます

カテゴリー │ルナ動物病院

散歩中、ウンチが置き去りにされているのを見ると、情けない気持ちになってきます。
動物を飼っていて、毎日動物のウンチに触り、見なれている獣医師の私がそう思っているのですから、
動物を飼っていない方には、もっと不快な思いを与えていることでしょう。
何とかならないものか?と考えていたら、私が毎日見ているNLにこんなニュースが飛び込んできました。

イスラエルでは放置された犬の糞の持ち主?を特定して罰金を科すプログラムを実施。
DNA は事前に獣医が犬の口から綿棒で採取し、DNA データベースを構築し、放置された糞の DNA を調べ、飼い主に罰金を科しているそうです。
逆に、特別なマーク付きのゴミ箱に糞を捨てた飼い主には、ペットフードのクーポン券と犬用のおもちゃが貰えるそうです。
環境をきれいにできる以外にも、獣医が犬の遺伝病を研究したり、犬の血統を調べたり、電子チップに代わって迷子のペットの身元を特定する上でも役に立つだろうとの事です。
日本でも導入されると良いですよね。
イスラエルで犬の糞をDNA分析し飼い主判定
==メデックグループNLより==

ここまでしないと、人間のマナーは規制できないのでしょうか。
よけいに情けなく思ってしまいます。
犬のDNAも知りたいけれど、愛犬のうんちをもって行かない人のDNAと精神構造をもっと知りたいですね。
一体どうなっているのでしょうか?



同じカテゴリー(ルナ動物病院)の記事
2022ありがとう
2022ありがとう(2022-12-31 23:13)

備忘録〜今さら
備忘録〜今さら(2022-04-25 23:09)

祝! 20周年‼
祝! 20周年‼(2022-03-31 19:15)

2021感謝-2022歓迎
2021感謝-2022歓迎(2021-12-31 23:50)



この記事へのコメント
るなぴぴさん
いつもありがとうございます。
困った問題ですが、一人一人の意識を変えていくしかないでしょうね。
ワンちゃんの命の重さも、飼い主さんの考え方でかわります。
人として命をいかに考えるか、どの命に執着するかは個人差が激しい問題です。

命のことについて、いつも考えていること。
話は大きくそれてしまいますが、私見です。
私は大動物の獣医師として6年間働いていました。
牛・馬・豚・ニワトリなどの産業動物は、本当に物としてしか扱われていません。
物というか、食料ですね。
治療するか、しないかなんてのは、経済価値があるかないかで判断します。
当然産業動物にも、ぬくもりもあるし、意思もある、知性もある。
その鼓動を感じながら診察するのですが、獣医師は、農家が経済的に損失しないように、生かすか、殺すかいつも考え仕事をしてます。
むなしいですが、経済動物です。

人を生かすため血となり肉となって生命をまっとうできれば、動物も成仏できることでしょう。
しかし、今の日本はどうでしょう。
自給率4割もないくせに、必要以上に食料を輸入し、家畜を殺し、牛乳を廃棄し、米を減反しています。
しかもそうした尊い食糧を、まずいだの、賞味期限が切れただのといってゴミにしています。
コンビニ弁当、スーパーの売れ残り、各家庭の冷蔵庫、ゴミ箱、どれだけの命が無駄になっているのでしょうか。

何に生命を感じ、大切にするか、命の重さは人それぞれです。
生態系の頂点に立っていることは、命を大切にし、周りに生かされていることを意識して、地球という生命体を守る義務があるのでしょう。
ホントに一人一人の意識改革しかないでしょうねぇ。
Posted by ルナ動物病院ルナ動物病院 at 2008年09月23日 17:26
こんにちは。

私もいつも思います。
散歩していると、おちています。
必ず落ちています。
大きな糞、小さな糞。
どうして拾っていかないんだろうと疑問に思っています。

そうでなくても、ワンコは肩身の狭い思いをしていると思う。
飼い主として躾やマナーに責任を持っている人もいるというのに、
糞を拾わないなどのマナー違反をする僅かな人の為にワンコは肩身の狭い思いをするのです。

一人1人が、家の中で、散歩中に、ご近所の方にご迷惑をかけないように心がければ、ワンコを含めた動物が気持ちよく生活できる世の中になると思います。


手がかかるから
興味なくなったから
病気になったから
などなど・・・

そんな理由で手放してしまうなら飼わないで頂きたい!

犬って、「物」なんですよね。
前にあった、生後僅かなチワワが蹴り殺された事件、
犯人は 「器物損壊」の罪ですもんね!
人と同じ命なのに、、、、なんで 「物」 と同じ扱いなんでしょうか。
なんか変ですよね。
Posted by るなぴぴ at 2008年09月23日 10:52
BuddyAさん
いつもありがとうございます。
おっしゃるように、動物を飼う責任は大変なことで、覚悟がいります。
そうした覚悟がなく、ファッションや、流行に乗って飼い始め、途中で飼育放棄で保健所に殺してくれと差し出す、罪人も多くなっているのが現状です。
散歩で自分の犬の便を拾うことは単純にマナーです。
自分の犬の便を拾うことは、大変なことでも、汚いとも感じられません。
散歩をしてあげるだけの愛情を動物に注いでいる方々なので、
おそらく面倒だから拾わないだけでしょう。
携帯のマナー、喫煙のマナー、レストランでのマナー、電車でのマナー
人が他人と関る場所にはマナーが必ず存在します。
マナーだらけで息が詰まってしまいますが、人の世である限り仕方がありません。
嘆かわしく感じるのは、
人が見ていないからそのままでいいや~
という、せこい気持ちです。
かえって、
街中の繁華街で、堂々と野グソできるくらいの肝っ玉を持っている人なら、
それはそれで許せるのですが・・・。
警察には捕まってしまいますね。
Posted by ルナ動物病院ルナ動物病院 at 2008年09月22日 18:49
楽しいことだけ自分持ち(自分受け)で

大変なこと、嫌なことは他人持ち(他人任せ)の

人が多すぎます。犬の散歩なども最初は

子供や、親子でやっていたのがだんだん

親だけになり、しかも回数、時間が減っていく

と言うのをよく、見聞きします。
 
生物を飼うと言うことは「命」を飼う(預かる)こと、

自分の家では、子供に犬を飼いたいと言われた時

「それはウンチの世話と、10年かそれ以上の時間を

責任持つことだぞ」と言ってやめさせました。

前に動物園でも、飼育係の希望者に「飼育係とは

糞の係で、臭くなる覚悟はありますか?」と

最初に聞くと聞いたことがあります。

やはり避けては通れないことを、きちんと

出来ない人には動物(嫌、今では人間も)を

飼ったり、育ててはいけないと思います。
Posted by Buddy A at 2008年09月22日 10:29
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
道端のウンチをみると情けない気持ちになってきます
    コメント(4)