ルナ先生日記

浜松市中区佐藤にあるルナ動物病院 院長のブログです。 動物病院の先生は日頃こんなこと・あんなことを感じています。 ぜひおたのしみください。

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オゾン療法

カテゴリー │当院の秘密兵器

オゾン療法
『オゾン療法』
http://jsom.jp/cleansing.htm
これまた聞きなれない治療法で、眉唾もんの臭いがしてきましたか?
オゾンガスは消臭・殺菌作用で使用されていたり、地球温暖化や紫外線の影響でオゾンホールが言及されるためご存知な方もいるでしょう。

前回紹介した『高濃度ビタミンC療法』と『オゾン療法』は、『酸化療法』
http://jsom.jp/om.htmといわれる治療です。

日本では、アンチエイジング医療として活性酸素を消去する抗酸化という方法が一般的ですが、
Bio-Oxidative Therapies=生物学的酸化療法・酸化療法は、逆に体に酸化ストレスを与えることで、免疫機能や抗酸化機能を賦活させる医療です。
一見これまでの医療と矛盾しているように感じられますが、酸化療法はドイツやアメリカなどで盛んに行われています。(アメリカで高濃度ビタミンC療法が発達。ドイツでオゾン療法が保険適応。)

オゾン療法は、
体内の酸素化・免疫機能の向上(調節)・細胞の活性化の効果によって、
ガン・ウィルス疾患・感染症・虚血性疾患(心臓疾患、脳疾患)・アトピー性皮膚炎・アレルギー疾患・自己免疫疾患・慢性腎不全・関節疾患・椎間板ヘルニアなどの疼痛管理などなど・・・様々な疾患で使用されます。
しかし、従来のがん治療や標準的治療にとってかわる万能治療ではありません。
標準的治療の効果を高め副作用を軽減する治療法です。
現在がんと戦っている方、アトピー性皮膚をコントロールしている方などにおすすめしたい治療なのです。

副作用は高濃度ビタミンCと同様の貧血、コントロールできていない甲状腺機能亢進症で問題となります。
どちらも血液検査で診断が可能なため、副作用がご心配な方には事前検査をおすすめしております。

犬や猫の頻回施術で問題となるのが血管の確保です。
オゾン療法はオゾンガスを肛門から注入する注腸法が可能であり、短時間で無理のない通院治療ができるため、慢性腎不全の皮下点滴の治療後、抗がん剤治療後、心臓疾患や皮膚炎の検診後にメイン治療の効果を高め病状を安定させるために併用して治療しています。

こうした治療法を導入している思い、は『高濃度ビタミンC』のブログ
http://lunahp.hamazo.tv/e3494972.html
でご説明いたしました。

人用のオゾン医療器、オゾン耐性の器具で人のプロトコールに順じて施術し安全性を高めております。
慢性疾患で悩んでいる方はぜひご相談ください。



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